JALシティへのこんな質問

薬の英文処方葵を携行しなかったばかりに、入国審査の際に持参した粉薬を、麻薬ではないかと疑われ没収された旅行者も少なくない。
海外旅行時の基礎的な健康知識、健康への配慮が欠落しているのは参加者個人の問題だけとはいえない。旅を斡旋する業者の側にこそ、説明不足、啓蒙不足といった大きな責任があるのではないか。

旅の形態が多様化しているだけに、旅行会社側からのインフォメーションにも細かさが求められる時代といえる。そこで「H研究所」では、渡航医学に精通した医師らと協力し、診断書の翻訳サービス(「簡易英文診断書砦有料)を実施することに踏み切った。
簡易なものであっても英文の診断書を携行することで、万一のときの備えになる。ある程度の健康リスクを抱えている人は、医師の勧めがあって初めて「海外旅行者用診断書」というものを知るのがもっぱらだったから、こうしたサービスや啓蒙活動が、旅行会社や関係機関を通じて行われることは好ましいといえる。

さらに、海外旅行の際に必要な健康対策や知識などをまとめた『健康旅行ガイドブック」という小冊子も作製して、旅行者一人ひとりの意識改革も促している。
また、近ごろでは世界各地で各種感染症の不安も再燃しており、海外への旅や長期での滞在前に予防接種を受ける人が増えていることから、関連するサービスも開始した。
海外だけでなく、日本発の伝染病への周知徹底も図られている。予防接種を受けたい、あるいは受けなくてはならない人のために「トラベルクリニック紹介サービス」(有料)や、旅行前・旅行後の健態や病気を、病院や保健所に出向かないでセルフチェックできる「簡易検査キット」の販「旅用心」と呼ばれる簡易英文診断書豪華客船の長旅には、船内クリニックが併設され船医も乗船しているし、航空会社の客室乗務員たちは、搭乗中にいつでも応急処置が施せるようトレーニングを積んでいる。

交通手段や医療サービスの飛躍的な進歩で、どこにいても、何らかの応急処置が受けられる環境が整いはじめ、添乗員に連れられての旅に慣れたことで、「道中の健康管理意識が希薄になっているのではないか」とFは指摘する。楽しく旅をするために旅先での健康管理に対する意識とその啓蒙も、二十一世紀の旅行業には求められているのだ。


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